夢を見た
妻と幼い娘が
花に水をやっている
「パパー!」
娘が私を呼んでいる
庭に出た
ひとりの男が
木の影から飛び出した
一発目の銃声
右肩が弾けた
懐から落ちた銃を拾い上げた
二発目の銃声
体のどこかを貫いた
目の前が芝生になった
3発目の銃声
「会長」
「・・・・・」
「またあの時のことを?ひどくうなされていましたよ」
「ここは・・」
「札幌の病院です。網走刑務所の前で撃たれて」
「そうか・・・妻には・・・」
「もちろん、言っておりません」
「そうか」
「犯人はまだ捕まっておりません」
「そうか」
「腹部から取り出された銃弾から、犯人の割り出しはできたようです。先ほど、指名手配されました」
「・・・・誰だ」
「警察官 山崎純一です」
(つづく)



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