新 フィクサー・メリーズ
「記事を差し替えてくれ」
「冗談じゃない」
「差し替えてくれ」
「こんな最高のネタ、
差し替えるわけがないでしょ」
「そうか。残念だが仕方がない。
家まで送ろう。奥さんや子どもたちも心配しているだろうから」
「結構です。
ここで降ろしてください」
「黙りなさい」
「着いたぞ」
「・・・・
どういうつもりだ」
「なんのことだね
私はあんたが付き合っている女の家に送っただけだが」
「ふざけるんじゃねぇぞ。。」
「失礼。
ここはあんたの愛人の家だったね。
とりあえず降りてくれ。
生きる気力が無くなるまで不倫でもなんでも好きにやるがいい。
明日の記事、楽しみにしているよ」
「ボス、
次はどちらへ?」
「網走刑務所、
それとアカチャンホンポへ」
(つづく)