フィクサー・メリーズPart8
これまでのフィクサー・メリーズは
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「沢村さん
私の足元に山崎さんがいますよ。
死なないように撃ったんですけど
けっこう血が流れていますよ」
「お前が山崎を撃ったのか?」
「わざとらしいですね。
私が山崎さんを撃つことは、
署長に聞いていたでしょ?」
「・・・・」
「私が山崎さんを撃った場面を
うまく撮影できましたか?
向かいの木崎ビルからだと
この屋上を撮影できますよね」
沢村は
望遠レンズをのぞき続けた。
フィクサー・メリーズが
自分に向かって左手を振っていた。
そして
右手に持っていた銃を下に向け
足元で倒れている山崎に向かって
何度も撃った。
(つづく)