フィクサー・メリーズPart7
「私はね
あなたを撃ちますよ」
「待て。。
僕は警察官だぞ」
「知っていますよ」
「それに、僕は
あなたを撃っていない!」
「それも
知っていますよ」
「だったらどうして・・」
「あなたの上司に
言われたんですよ」
「上司?」
「署長に
『刑務所に入りたいなら山崎を撃て』
そう言われたんですよ」
乾いた音
山崎は腹を抑えながら
倒れた
フィクサーは携帯を取り出し
電話した
「署長
今すぐ捕まえに来い」
倒れた山崎を見下ろしながら
つぶやいた
「山崎さん、悪かったなぁ
死なないように撃ったから
勘弁してくれよ」
そう言うと
山崎が持っていたタバコを拾い上げ
一本出した。
久しぶりのタバコを味わいながら
座り込んだ。
山崎がうめきながら
話しかけてきた。
「どうして。。。クソッ。。」
「話さないほうがいいですよ。
血が止まらなくなりますよ。
どうです?
一本吸いますか?」
タバコを山崎に差し出した
タバコの箱に番号が書かれていた
「このタバコ、誰にもらいました?
・・・・気を失いましたか?」
倒れた山崎のポケットから
携帯を取り出した
書かれた番号にかけた
電話が通じた
「電話待ってたよ」
「・・・・・」
「山崎、どうした?」
「沢村だろ?」
「お前、誰だ。。」
「お前に撃たれた男だよ」
つづく
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現場に急行!新人山崎