記憶にございません
なにやら
嫁さまが不機嫌だ
こういう時は
己の気配を消すに限る
息子が言った
「あっ!
とけいの台がかわってるよ!」
嫁さまは
喜んだ
「すごいね!
よく気がついたね!
いいでしょ!?この台」
その後
私への口撃が始まる
「どうして変化に気づかないの?
ボーっとしすぎじゃないの?
記憶力を鍛えなさい!!!」
私は
素直に謝った
真実を隠しながら。。。
嫁さまは
完全に忘れている
「時計の台、買ってきたのよ
どう?いいでしょ?
明日、子供たち気がつくかな」
と私に言ったことを。
私の目の前で
時計の台を変えたことを。。。
だけど
この事を言うと
年中行事
「逆ギレ祭り」が開催されるので
私は黙り続ける。。。