コドモエホン「バラの花」
むかしむかし
あるところに
ひとりぼっちの女の子
サンちゃんがいました
サンちゃんは
いつも星空をながめています
ある日
いつものように星空をながめていると
ニョキニョキ
ニョキニョキ
ニョキニョキ
という音がしました
よぉく見ると
サンちゃんの足元から
バラの花が伸びてきました
バラの花が言いました
「サンちゃん
お友達になろうよ」
サンちゃんは
恥ずかしそうに うなずきました
それから
サンちゃんとバラの花は
仲良く遊びました
だけど
バラの花は
どんどんどんどん大きくなって
サンちゃんから離れて行きました
サンちゃんは
大きくなったバラの花を
見上げています
そして
(つづく)
※溶連菌に感染して自宅軟禁中の娘と一緒にコドモエホン作成中